2026年版・3-8

雇用保険二事業・費用の負担の一問一答

社会保険労務士(社労士)「雇用保険法」から、雇用保険二事業・費用の負担に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問13-8

雇用保険法が定める雇用保険二事業に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①雇用保険二事業とは、雇用安定事業と能力開発事業の2つを指す総称であるとされる。
  • ②雇用保険二事業とは、求職者給付と就職促進給付の2つを指す総称であるとされる。
  • ③雇用保険二事業に係る保険料は、事業主のみが負担するとされているものである。
  • ④雇用調整助成金は、雇用保険二事業のうち雇用安定事業の代表的な助成金とされている。
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正解 ②雇用保険二事業とは、求職者給付と就職促進給付の2つを指す総称であるとされる。
解説
求職者給付・就職促進給付は失業等給付の一部であり、雇用保険二事業ではありません。雇用保険二事業とは、雇用安定事業と能力開発事業の総称であり、事業主に対する助成金等がその中心的な内容です。

他の選択肢が正しい理由
①は雇用保険二事業の内容として正しい内容です。③は雇用保険二事業に係る保険料の負担者を正しく説明しています。④は雇用調整助成金の位置付けを正しく説明しています。
問23-8

雇用保険二事業に要する費用の保険料負担に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①雇用保険二事業に係る保険料は、失業等給付に係る保険料と同様、労働者と事業主が折半して負担するとされる。
  • ②実務上、雇用保険二事業に要する費用は、保険料ではなく全額が国庫負担によって賄われているとされる。
  • ③実務上、雇用保険二事業に係る保険料は、労働者のみが全額を負担する仕組みになっているとされる。
  • ④実務上、雇用保険二事業に係る保険料は、事業主のみが負担し、労働者は負担しないと解されている。
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正解 ④実務上、雇用保険二事業に係る保険料は、事業主のみが負担し、労働者は負担しないと解されている。
解説
雇用保険二事業は、雇用調整助成金など主に事業主に対する助成を内容とすることから、その財源となる保険料は事業主のみが負担する仕組みとなっており、労働者の負担はありません。

他の選択肢が誤りの理由
①は誤りです。労使折半となるのは失業等給付・育児休業給付に係る保険料であり、雇用保険二事業に係る保険料は事業主のみの負担です。②は誤りです。全額国庫負担ではなく、事業主の保険料が主な財源です。③は誤りです。労働者のみが全額を負担するのではなく、事業主のみが負担します。
問33-8

失業等給付及び育児休業給付に係る雇用保険料の負担に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①失業等給付及び育児休業給付に係る保険料は、原則として労働者と事業主が折半して負担する。
  • ②失業等給付及び育児休業給付に係る保険料は、雇用保険二事業と同様、事業主のみが負担する。
  • ③失業等給付及び育児休業給付に係る保険料は、労働者のみが全額を負担する仕組みである。
  • ④失業等給付及び育児休業給付に係る保険料は、国が全額を負担し、労使の保険料負担は存在しない。
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正解 ①失業等給付及び育児休業給付に係る保険料は、原則として労働者と事業主が折半して負担する。
解説
失業等給付及び育児休業給付に係る雇用保険料は、原則として労働者と事業主が折半して負担します。これに対し、雇用保険二事業に係る保険料は事業主のみが負担するという違いがあります。

他の選択肢が誤りの理由
②は誤りです。事業主のみが負担するのは雇用保険二事業に係る保険料の説明です。③は誤りです。労働者のみが全額を負担するのではありません。④は誤りです。国が全額を負担するのではなく、労使双方の保険料負担があります。
問43-8

雇用保険における国庫負担に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①雇用保険二事業に要する費用については、他の給付と同じように、一定割合の国庫負担が現に行われている。
  • ②求職者給付(基本手当等)の一部については国庫負担が行われる一方、雇用保険二事業には国庫負担が行われない。
  • ③国庫負担が行われるのは雇用保険二事業のみに限定されているのであり、求職者給付には国庫負担が一切行われない。
  • ④雇用保険の給付に関する費用は、その全額が国庫負担のみによって賄われ、保険料による財源は全く存在しない。
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正解 ②求職者給付(基本手当等)の一部については国庫負担が行われる一方、雇用保険二事業には国庫負担が行われない。
解説
求職者給付をはじめとする失業等給付や育児休業給付の一部には国庫負担が設けられていますが、雇用保険二事業は事業主のみの保険料によって賄われ、国庫負担の対象とはされていません。

他の選択肢が誤りの理由
①は誤りです。雇用保険二事業には国庫負担がありません。③は誤りです。国庫負担が行われるのは二事業ではなく求職者給付等であり、記述が逆になっています。④は誤りです。全額国庫負担ではなく、労使の保険料が主要な財源です。
問53-8

景気の変動等により事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、労働者の雇用を維持するために休業手当等を支払った場合に助成される雇用調整助成金に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①雇用調整助成金は、能力開発事業の代表的な助成金であり、労働者個人に対しその都度国から直接支給される。
  • ②雇用調整助成金は、失業等給付の一種であり、離職した労働者本人に対しその都度直接支給される。
  • ③雇用調整助成金は、雇用安定事業の代表的な助成金であり、休業手当等を支払った事業主に対して助成される。
  • ④雇用調整助成金は、教育訓練給付の一種であり、労働者が自ら費用を負担した場合にのみ支給される。
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正解 ③雇用調整助成金は、雇用安定事業の代表的な助成金であり、休業手当等を支払った事業主に対して助成される。
解説
雇用調整助成金は、雇用保険二事業のうち雇用安定事業の代表的な助成金であり、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、労働者を休業させる等して雇用を維持し、休業手当等を支払った場合にその一部を助成するものです。

他の選択肢が誤りの理由
①は誤りです。能力開発事業ではなく雇用安定事業の助成金であり、労働者個人への直接支給でもありません。②は誤りです。失業等給付の一種ではなく、離職者への直接支給でもありません。④は誤りです。教育訓練給付の一種ではありません。
問63-8

雇用保険率(雇用保険料率)の区分に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • ①雇用保険率は、一般の事業、農林水産・清酒製造の事業、建設の事業の3区分に分かれている。
  • ②雇用保険率は、企業の規模(労働者数)に応じて大企業向け・中小企業向けの2区分に分かれている。
  • ③雇用保険率は、原則として、その事業の種類や業種の実情によって異なる率が定められている。
  • ④雇用保険率は、積立金の状況等に応じた弾力条項により、引き上げ・引き下げがなされることがある。
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正解 ②雇用保険率は、企業の規模(労働者数)に応じて大企業向け・中小企業向けの2区分に分かれている。
解説
雇用保険率は企業規模による区分ではなく、事業の種類(一般の事業、農林水産・清酒製造の事業、建設の事業)による3区分で定められています。

他の選択肢が正しい理由
①は雇用保険率の区分として正しい内容です。③は事業の種類によって率が異なることを正しく説明しています。④は弾力条項による率の変更の仕組みを正しく説明しています。
問73-8

育児休業給付に係る国庫負担に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①育児休業給付についても、求職者給付と同様に一定割合の国庫負担が設けられている。
  • ②育児休業給付は雇用保険二事業に分類されるため、国庫負担は一切行われない。
  • ③育児休業給付は、保険料のみで賄われており、制度上国庫負担という概念自体が存在しない。
  • ④育児休業給付の国庫負担割合は、求職者給付よりも常に高い割合と法律上定められている。
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正解 ①育児休業給付についても、求職者給付と同様に一定割合の国庫負担が設けられている。
解説
育児休業給付は、少子化対策の観点からも重視されている給付であり、求職者給付と同様に、その費用の一部について国庫負担が設けられています。

他の選択肢が誤りの理由
②は誤りです。育児休業給付は雇用保険二事業には分類されず、国庫負担の対象となっています。③は誤りです。国庫負担という概念が存在しないというのは誤りです。④は誤りです。求職者給付より常に高い割合と法律上定められているとまではいえません。
問83-8

雇用保険率に関する「弾力条項」の趣旨に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①弾力条項とは、各事業主の規模や毎年の業績に応じて、保険料率をその都度毎月自動的に変動させる仕組みのことをいう。
  • ②弾力条項とは、積立金の状況等を踏まえ、一定の要件のもとで雇用保険率を引き上げ又は引き下げられる仕組みをいう。
  • ③弾力条項とは、労働者本人の希望により、いつでも自由に保険料率を個別に選択できる仕組みのことをいう。
  • ④弾力条項とは、いかなる事情があっても雇用保険率を変更できないようにする、変更禁止の仕組みのことをいう。
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正解 ②弾力条項とは、積立金の状況等を踏まえ、一定の要件のもとで雇用保険率を引き上げ又は引き下げられる仕組みをいう。
解説
弾力条項は、雇用保険の財政状況(積立金の状況等)を踏まえ、一定の要件を満たす場合に、厚生労働大臣が雇用保険率を引き上げ又は引き下げることができるようにする仕組みです。財政の安定的な運営を図るために設けられています。

他の選択肢が誤りの理由
①は誤りです。事業主の規模に応じて毎月自動的に変動する仕組みではありません。③は誤りです。労働者個人の希望による選択の仕組みではありません。④は誤りです。変更禁止の仕組みではなく、むしろ一定の要件のもとで変更を可能にする仕組みです。
問93-8

雇用保険の失業等給付に係る勘定と雇用保険二事業に係る勘定の関係に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①失業等給付に係る勘定と雇用保険二事業に係る勘定は完全に同一であり、区分なく一体で経理されている。
  • ②雇用保険二事業に係る勘定の方が、失業等給付に係る勘定よりも常に規模が大きい仕組みである。
  • ③失業等給付に係る勘定と雇用保険二事業に係る勘定は区分され、それぞれの財源や費用が整理されている。
  • ④失業等給付に係る勘定は存在せず、すべての給付が雇用保険二事業の勘定から支出されている。
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正解 ③失業等給付に係る勘定と雇用保険二事業に係る勘定は区分され、それぞれの財源や費用が整理されている。
解説
失業等給付(求職者給付・就職促進給付等)、育児休業給付、雇用保険二事業は、それぞれ財源の負担のあり方(労使折半か事業主のみの負担か、国庫負担の有無)が異なることに対応して、区分して経理されています。

他の選択肢が誤りの理由
①は誤りです。完全に同一で一体経理されているのではなく、区分されています。②は誤りです。両者の規模の大小関係が常に一定であるとは言えません。④は誤りです。失業等給付に係る勘定は存在します。
問103-8

日雇労働被保険者に対する日雇労働求職者給付金の費用負担に関する記述として、正しいものはどれか。

  • ①日雇労働求職者給付金は、事業主のみが負担する印紙保険料のみで賄われ、国庫負担は一切ない。
  • ②日雇労働求職者給付金は、日雇労働被保険者本人のみが負担する保険料のみで賄われている。
  • ③日雇労働求職者給付金の財源には、地方公共団体からの負担金のみが充てられ、国庫負担は存在しない。
  • ④日雇労働求職者給付金についても、他の求職者給付と同様に、一定割合の国庫負担が設けられている。
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正解 ④日雇労働求職者給付金についても、他の求職者給付と同様に、一定割合の国庫負担が設けられている。
解説
日雇労働求職者給付金についても、一般の求職者給付と同様に、その費用の一部について国庫負担が設けられています。

他の選択肢が誤りの理由
①は誤りです。印紙保険料のみで国庫負担が一切ないというのは誤りです。②は誤りです。印紙保険料は日雇労働被保険者本人のみでなく事業主も折半で負担します。③は誤りです。地方公共団体からの負担金のみというのは誤りです。

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