2026年版・5-5

介護保険法(保険給付・地域支援事業)の一問一答

社会保険労務士(社労士)「社会保険に関する一般常識」から、介護保険法(保険給付・地域支援事業)に関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問15-5

介護保険の保険給付の種類に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①介護保険の保険給付は、要介護者向けの介護給付、要支援者向けの予防給付、市町村の市町村特別給付の3つに大別される。
  • ②介護保険の保険給付は介護給付のみであり、要支援者のみを対象とする独立した給付類型は法律上、全く設けられていない。
  • ③市町村特別給付は、すべての市町村において必ず厳格に同一内容の給付を行うことが法律で義務付けられているとされる。
  • ④予防給付とは、介護保険法上、要介護1以上とはっきり認定された者のみを厳密に対象として実施される給付である。
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正解 ①介護保険の保険給付は、要介護者向けの介護給付、要支援者向けの予防給付、市町村の市町村特別給付の3つに大別される。
解説
介護保険の保険給付は、要介護者を対象とする介護給付、要支援者を対象とする予防給付、そして市町村が独自に条例で定めることができる市町村特別給付(いわゆる横出し・上乗せ給付)の3種類に大別されます。

他の選択肢が誤りの理由
②は要支援者向けの予防給付という独立した類型がないとする点で誤りです。③は市町村特別給付が全国一律ではなく、各市町村が独自に条例で内容を定める任意の給付である点で誤りです。④は予防給付の対象が要介護者ではなく要支援者(要支援1・2)である点で誤りです。
問25-5

介護保険における現物給付方式に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  • ①介護保険サービスの多くは、被保険者がいったん全額を事業者に支払うのではなく、一定の利用者負担分のみを支払う現物給付の方式で提供される。
  • ②現物給付方式は、市町村が事業者に直接費用を支払う仕組みではなく、被保険者が費用の全額を一時的に事業者に支払わなければならない方式である。
  • ③指定を受けた事業者からサービスを受けた場合にはまず、たしかに市町村がその保険給付分を事業者に直接支払う、法定代理受領の仕組みがとられる。
  • ④現物給付の対象とならない一部のサービスは、被保険者がいったん全額を支払い、後から保険給付分の払戻しを受ける償還払いの方式がとられる。
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正解 ②現物給付方式は、市町村が事業者に直接費用を支払う仕組みではなく、被保険者が費用の全額を一時的に事業者に支払わなければならない方式である。
解説
現物給付方式(法定代理受領方式)は、被保険者が費用の全額を一時的に立て替える必要がないよう、市町村が保険給付分を被保険者に代わって事業者に直接支払う仕組みです。被保険者が事業者へ支払うのは1割から3割の利用者負担分のみです。

他の選択肢が正しい理由
①は被保険者が利用者負担分のみを支払う現物給付方式の内容を正しく説明しています。③は市町村が事業者に直接保険給付分を支払う法定代理受領の仕組みを正しく説明しています。④は現物給付の対象外となるサービスについて償還払いの方式がとられることを正しく説明しています。
問35-5

要介護認定の手続に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①要介護認定は、被保険者本人の申告のみに基づいて決定されるものであり、市町村による調査は行われないとされる。
  • ②要介護認定の審査及び判定については、都道府県ではなく、国の機関が全国一律に行うこととされている。
  • ③要介護認定は、市町村に設置される介護認定審査会の審査及び判定に基づいて、市町村が行うものとされる。
  • ④要介護認定を受けるための申請は、被保険者本人以外の家族等が代わりに行うことは認められていない。
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正解 ③要介護認定は、市町村に設置される介護認定審査会の審査及び判定に基づいて、市町村が行うものとされる。
解説
要介護認定は、市町村の認定調査や主治医の意見書等をもとに、市町村に設置される介護認定審査会が審査及び判定を行い、その結果に基づいて市町村が要介護状態区分等を認定する仕組みです。

他の選択肢が誤りの理由
①は本人の申告のみに基づく決定ではなく、市町村の認定調査員による訪問調査や主治医意見書等を踏まえて判定される点で誤りです。②は審査及び判定を行うのが国の機関ではなく市町村の介護認定審査会である点で誤りです。④は申請代行が家族や指定居宅介護支援事業者、地域包括支援センターなどにより認められている点を否定しており誤りです。
問45-5

介護保険の区分支給限度基準額に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  • ①区分支給限度基準額は、居宅サービス等について要介護状態区分等ごとに定められる、1か月あたりの保険給付の上限額である。
  • ②区分支給限度基準額を超えてサービスを利用した場合、その超えた部分の費用は全額が利用者の自己負担となるとされる。
  • ③区分支給限度基準額については、要介護度が重くなるほどより高く設定されるのが、基本的かつ一般的な考え方である。
  • ④区分支給限度基準額を超えてサービスを利用しても、超えた部分を含め保険給付の対象となり、通常の負担割合が適用される。
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正解 ④区分支給限度基準額を超えてサービスを利用しても、超えた部分を含め保険給付の対象となり、通常の負担割合が適用される。
解説
区分支給限度基準額は、居宅サービス等について要介護状態区分等ごとに定められた1か月あたりの保険給付の上限額であり、これを超えて利用したサービスの費用は保険給付の対象とならず、超えた部分は全額利用者の自己負担となります。

他の選択肢が正しい理由
①は区分支給限度基準額が要介護状態区分等ごとに定められる1か月あたりの給付上限額であることを正しく説明しています。②は超えた部分が全額自己負担となることを正しく説明しています。③は要介護度が重いほど基準額が高く設定される基本的な考え方を正しく説明しています。
問55-5

介護保険サービスの利用者負担割合に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①介護保険サービスの利用者負担割合は、原則1割であるが、一定以上の所得がある第1号被保険者は2割又は3割となる場合がある。
  • ②介護保険サービスの利用者負担割合は、被保険者の所得の多寡等にかかわらずすべての被保険者について一律1割に固定されている。
  • ③介護保険サービスの利用者負担割合は、健康保険における自己負担割合と全く同様に、年齢のみによって一律に決定される。
  • ④介護保険サービスの利用者負担割合が3割となるのは、あくまでも第2号被保険者のうち特に所得の高い者のみに限られる。
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正解 ①介護保険サービスの利用者負担割合は、原則1割であるが、一定以上の所得がある第1号被保険者は2割又は3割となる場合がある。
解説
介護保険サービスの利用者負担割合は原則1割ですが、一定以上の所得がある第1号被保険者については、所得水準に応じて2割又は3割の負担となります。第2号被保険者の負担割合は所得にかかわらず1割です。

他の選択肢が誤りの理由
②は所得にかかわらず一律1割とする点が誤りで、一定以上の所得者は2割又は3割となります。③は年齢のみで一律に決定されるとする点が誤りで、第1号被保険者については所得水準が負担割合の決定要素となります。④は3割負担の対象が第2号被保険者の高所得者に限られるとする点で誤りで、3割負担の対象は第1号被保険者のうち特に所得の高い層です。
問65-5

地域支援事業に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  • ①地域支援事業は、介護予防・日常生活支援総合事業、包括的支援事業、任意事業という3つの事業で構成される。
  • ②地域支援事業は、要介護・要支援認定を受けた者のみを対象とし、それ以外の高齢者は原則として一切対象とならない。
  • ③介護予防・日常生活支援総合事業には、要支援者向け生活支援サービス事業と、第1号被保険者向け予防事業が含まれる。
  • ④地域支援事業は、市町村が地域の実情に応じて実施する事業であり、その財源には保険料と公費の両方が充てられる。
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正解 ②地域支援事業は、要介護・要支援認定を受けた者のみを対象とし、それ以外の高齢者は原則として一切対象とならない。
解説
地域支援事業のうち一般介護予防事業などは、要介護・要支援認定を受けていない第1号被保険者も含め、地域の高齢者全般を対象として介護予防に取り組むものです。要介護・要支援者のみに対象を限定するものではありません。

他の選択肢が正しい理由
①は地域支援事業が総合事業・包括的支援事業・任意事業の3つで構成されることを正しく説明しています。③は総合事業の内訳(介護予防・生活支援サービス事業と一般介護予防事業)を正しく説明しています。④は地域支援事業の財源に保険料と公費が充てられることを正しく説明しています。
問75-5

地域包括支援センターに関する記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①地域包括支援センターは、都道府県が直接運営することとされ、市町村がその設置に関与することはない。
  • ②地域包括支援センターに配置される専門職は医師のみとされ、保健師や社会福祉士の配置は求められていない。
  • ③地域包括支援センターには、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員等が配置され、相談支援業務等を行う。
  • ④地域包括支援センターは、営利を目的とする民間事業者のみが設置できることとされているものである。
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正解 ③地域包括支援センターには、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員等が配置され、相談支援業務等を行う。
解説
地域包括支援センターは、地域住民の心身の健康の保持や生活の安定のために必要な援助を行うことにより、その保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援する施設で、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員等の専門職が配置され、総合相談支援業務、権利擁護業務、包括的・継続的ケアマネジメント支援業務などを行います。

他の選択肢が誤りの理由
①は地域包括支援センターの設置主体が市町村(委託を含む)である点を無視しており誤りです。②は配置が求められる専門職が医師のみに限られるとする点で誤りです。④は市町村自らのほか、市町村から委託を受けた社会福祉法人等が設置・運営することとされており、営利事業者のみに限られる仕組みではない点で誤りです。
問85-5

居宅介護支援(ケアマネジメント)に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  • ①居宅介護支援は、要介護者が適切な介護サービスを利用できるよう、居宅サービス計画を作成する等の支援を行うものである。
  • ②居宅介護支援は、介護支援専門員(ケアマネジャー)が中心となってあくまで行う中核的かつ重要な業務であるとされている。
  • ③居宅介護支援には、サービス提供事業者等との詳細かつ具体的な連絡調整のほか、要介護認定の申請手続の代行なども含まれている。
  • ④居宅介護支援を利用する際には、他の介護サービスと同様に、利用者は原則1割から3割の利用者負担を支払わなければならない。
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正解 ④居宅介護支援を利用する際には、他の介護サービスと同様に、利用者は原則1割から3割の利用者負担を支払わなければならない。
解説
居宅介護支援(ケアプランの作成等)については、その全額が保険給付の対象とされており、利用者負担は生じません。他の介護サービスのような1割から3割の利用者負担が課される仕組みとは異なります。

他の選択肢が正しい理由
①は居宅介護支援がケアプランの作成等を通じて要介護者を支援するものであることを正しく説明しています。②は居宅介護支援を中心的に担うのが介護支援専門員であることを正しく説明しています。③は居宅介護支援に事業者との連絡調整や認定申請代行などが含まれることを正しく説明しています。
問95-5

介護保険の施設サービスに関する記述のうち、正しいものはどれか。

  • ①介護保険の施設サービスを行う施設には、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院などがある。
  • ②介護保険の施設サービスは要支援者を対象とする予防給付として位置付けられ、要介護者は利用できない。
  • ③介護保険の施設サービスに関する費用は、居宅サービスと異なり、保険給付の対象に一切含まれない。
  • ④介護老人福祉施設への入所は、要介護度にかかわらず、希望すればいつでも認められる仕組みとなっている。
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正解 ①介護保険の施設サービスを行う施設には、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院などがある。
解説
介護保険の施設サービスには、特別養護老人ホームにあたる介護老人福祉施設、リハビリ等を行う介護老人保健施設、医療と介護を一体的に提供する介護医療院などがあり、要介護者を対象とした介護給付として位置付けられています。

他の選択肢が誤りの理由
②は施設サービスが予防給付ではなく介護給付(要介護者向け)として位置付けられている点で誤りです。③は施設サービスの費用も居宅サービスと同様に保険給付の対象となる点を否定しており誤りです。④は介護老人福祉施設への入所が、原則として要介護3以上であることなど一定の要件を満たす必要がある点を無視しており誤りです。
問105-5

介護保険審査会に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  • ①介護保険審査会は、都道府県に設置され、要介護認定や保険料徴収などの処分に対する不服申立てをも審理するとされる。
  • ②介護保険審査会は、都道府県ではなく、あくまで市町村ごとに設置され、都道府県には設置されない仕組みとなっている。
  • ③介護保険審査会に対する審査請求は、処分があったことを知った日の翌日から起算して一定期間内に行う必要がある。
  • ④介護保険審査会の委員には、被保険者を代表する委員、市町村を代表する委員、公益を代表する委員が含まれる。
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正解 ②介護保険審査会は、都道府県ではなく、あくまで市町村ごとに設置され、都道府県には設置されない仕組みとなっている。
解説
介護保険審査会は、市町村ではなく都道府県に設置され、要介護認定や保険料徴収などの市町村の処分に対する被保険者からの不服申立て(審査請求)を審理・裁決する機関です。

他の選択肢が正しい理由
①は介護保険審査会が都道府県に設置され、不服申立てを審理する機関であることを正しく説明しています。③は審査請求に期間制限が設けられていることを正しく説明しています。④は介護保険審査会の委員構成(被保険者代表・市町村代表・公益代表)を正しく説明しています。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。